「第11次５ヵ年計画」期間、120万キロメートルの農村道路を建設

第11次５カ年計画（2006〜2010年）期間、中国は全面的な農村道路建設ブームを起こす考えだ。120万キロメートルの農村道路を新設、改修し、条件を備えた全国の郷鎮や村に道路を敷設し、95％の郷鎮と80％の村にアスファルトやコンクリートの舗装道路を敷設して、車道開通の実現を目指す。

中国交通部はこのほど、全国農村道路建設テレビ電話会議を開催、各部門に農村道路建設を加速するよう指示した。交通部部長の李盛霖氏は、2010年末までに、中国の県・郷の道路の総距離は05年より30万キロメートル長い180万キロメートルに達する見込みだと語った。

同氏によると、06年、中国は農村道路建設の資金を増やし、18万キロメートルの農村道路を新規に建設するという。このうち、アスファルト、コンクリート舗装道路は約13万キロメートル。革命の拠点となった地区や民族地区、辺境地区、貧困地区および食糧主産地区の農村道路建設を強化し、農村道路とつながる渡し場、渡し船などにも改良を加え、農村の旅客輸送能力を大きく向上させる構えだ。