2006 No.07
(0206 -0212)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

上海の外資銀行、金融業の全面開放に備え
資本拡大 

上海銀行業監督管理局(銀監局)によると、中国が世界貿易機関(WTO)加盟に伴う全面開放を進める過渡期の後半を迎えることから、上海の外資銀行が対中業務を拡大するための資本を相次いで増やし、年末の全面開放に備えている。

昨年、上海の外資銀行14行が申請した人民元業務を拡大するための運営資金の追加分は合計21億4800万元にのぼり、14億2400万元が認可された。外資銀行の資産総額は前年比25.87%増の484億3300万ドルで、伸び率が前年を10ポイント余り上回った。税込み利益は56%増の2億5524万ドル。金融業界のアナリストは次のように指摘している。昨年外資銀行は業績を大幅に伸ばした。利益も大幅に増加し、資産の質も向上した。

昨年外資銀行は対中業務の拡大に力を入れ、新しい業務と商品の開発を強化し、金利・為替相場・各種指数にリンクさせた財テク商品を相次いで投入した。一部外資銀行は中間業務の開拓に力を入れ、国債引受、ファンド受託、保険代行などの業務を開設するための申請書を当局に提出した。

対中業務を開拓するため、一部の外資銀行は中国地域統括本部を上海に設立あるいは設立準備を進めた。また支店と営業所の開設に力を入れた。昨年12月までに外資銀行の支店・営業所は84カ所に達し、前年より16カ所増加。外資銀行とノンバンクの代表事務所も100カ所に達した。