李長春氏、日本の与党訪中団と会見
中国共産党中央政治局常務委員の李長春氏(中)は2月20日北京の人民大会堂で、日本の自民党の中川秀直(左)政調会長、公明党の井上義久政調会長の率いる日本与党訪中団と会見した。
李長春氏は会見の際、当面の中日関係は国交正常化以来もっとも深刻な時期にあり、その根源は日本のトップがあくまでもA級戦犯を合祀している靖国神社を参拝したことにある。日本側は適切な措置をとって、両国関係の発展の障害となるものを取り除くよう願っている。中日関係の発展は両国人民の根本的利益、アジア地域ひいては世界の繁栄と安定ともかかわるものであり、中国共産党と政府は中日関係を非常に重要視している。双方は中日間の三つの政治文書の原則に則って、歴史を鑑とし、未来に目を向け、真に平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共同発展を堅持するよう望んでいると語った。
両国の政党の交流について、李長春氏は政党間の交流も中日関係の重要な構成部分である。「中日与党交流メカニズム」の第一回会議に出席した双方の代表は中日関係の政治的基盤を維持し、中日間の食い違いを適切に処理し、両国関係の健全な発展を促すために努力し、寄与してほしいとの期待を述べた。
中川秀直日本自民党政調会長は李長春氏の会見に感謝し、日中はともにアジアの大国であり、アジアひいては世界の平和と安定に重責を負っており、両国間の政治的対話は非常に重要であり、日本の与党は日中関係の健全かつ安定的な発展を促すことにひきつづき努めたいと語った。
公明党の井上義久政調会長は、日中友好は両国の利益に合致するものであり、アジアの発展と世界の平和にプラスとなるものである。公明党は日中友好と両国関係の新しい局面を打開するために力を入れたいと語った。
中国共産党対外連絡部の王家瑞部長、劉洪才副部長および阿南惟茂日本国中国駐在大使らも会見に出席した。
日本与党訪中団は中国共産党の招きで「中日政党交流メカニズム」の第一回会議に出席するために訪中したものである。
「チャイナネット」2006/02/21
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