外資系商業企業設立認可、05年は1000社超
中国では2005年、小売業を外資に全面開放したことにより、中国の商業分野への外資の進出が目立った。商務部の黄海部長助理によると、商務部が2005年に設立を認可した外資系商業企業は、過去12年間の3倍に相当する1027社にのぼった。
05年に設立を認可された外資系商業企業のうち、小売企業は187社で、04年の6倍に達した。卸売企業の設立も相次ぎ、第四半期に設立を認可された外資系卸売企業は毎月100社を超えた。
出資形態別にみると、独資形態によって設立を認可された外資系商業企業は625社となり、05年に設立を認可された外資系商業企業の61%を占めた。
店舗形態別にみると、専門店が全体の57%、大型スーパーが25%、百貨店が14%、コンビニエンスストアが4%となっている。
また、外資によるM&A(企業の買収・合併)も活発化。商務部が05年に認可した小売業におけるM&A案件は24件にのぼった。
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