2006 No.08
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湖北、三峡ダム区3期地質災害整備プロジェクトが着工

湖北省三峡ダム区3期地質災害整備プロジェクトが実施段階に入り、このほど宜昌市夷陵区太平渓集鎮ダム護岸工事と興山県李家湾地すべり整備工事が着工した。2006年10月の三峡工事貯水水深156メートル達成を目指す。

同省国土資源庁の担当者によると、中国政府は近年、三峡ダム区の地質災害整備に40億元の専用資金を投入している。01年7月、2期地質災害整備工事を開始し、04年3月までに宜昌市は41件のプロジェクトを完成させた。これらの工事には4億元余りが投じられ、全て国家検収に合格している。

これらの地質災害整備を通じて、同市のダム区と三峡ダムの貯水水深135メートル工事に関わる重要な地質災害地点は整備され、ダム区の重要交通幹線および沿線インフラの地質災害の危険性は取り除かれて、ダム区の移民集落の生産・生活環境は改善された。

06年10月に貯水156メートルと言う目標に基づき、同区の新しい地質災害整備作業は目前に迫っている。すでに明らかになっている地質災害地点のうち、ダム区の興山県、夷陵区などの地質災害の主な災害地点は1320カ所、体積は18億立方メートルに及び、37の農村部の9万5000人の生命財産を脅かしている。国の関連部門は宜昌市の68件のプロジェクトを3期地質災害緊急整備に組み込んだ。そのうち、1類緊急整備プロジェクトは51件に上っている。

12日に着工した夷陵区太平渓集鎮ダム護岸工事は三峡工事ダムの前端に位置し、三峡ダムの永久閘門に隣接している。堤防の長さは1500メートルで、太平渓集鎮などで生活する約1万人の住民の生命と財産の安全を確保し、太平渓港と沿岸道路、ダム主航路の安全運営のために重要な役割を果たす。興山県李家湾地すべり整備工事は香渓河左岸に位置し、同地域で生活する村民の生命と宜昌〜神農架観光交通路、同県の基幹産業である興発集団の生産・供給・販売を守るために重要な意義を持っている。