2006 No.09
(0220 -0226)
 

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>> 経済

農村の新しい生産、生活、社会管理構築 
専門家提起

首都北京の理論界の専門家は社会主義新農村の建設について、その実質は農村社会の近代化の全面的推進であり、カギは農村の新しい生産、生活、社会管理方式の構築を急ぐことにあると指摘している。

中央党学校経済学部がこのほど開いた「中国経済観察フォーラム」で、首都の100余人の専門家が招かれて「社会主義新農村建設」について話し合った。

社会主義新農村はいったいどこに「新しさ」があるのか、協同経済組織の発展加速、新農村建設の資金源などについて専門家が意見を述べ、次のように認めた。

▽農村の新たな生産様式の構築は農村の生産発展、生活の余裕を実現する経済的基礎である。農村の新たな生活様式の構築は農村の気風を文化的なものにし、環境を整備する重要な保証である。新たな社会管理方式の構築は農村の民主的管理を実現するうえで必要な保証である。財政の農村に対するカバー範囲を拡大し、政府はマクロコントロールを通じて農村の生産、生活、インフラ整備の資金不足を解決しなければならない。市場の力を十分利用し、さまざまな手段でより多くの資金を農村に配分しなければならない。

▽農村の余剰労働力移転は伝統的農村社会を近代的工業社会に向かわせるために必ず通らなければならない道である。都市・農村の発展を統一的に計画し、中国の特色ある農村余剰労働力移転就業の道を歩まなければならない。農村の中小企業を大いに発展させ、それを農村の余剰労働力を吸収する重要な道とする。労働力が自由に移動する仕組みをつくり、戸籍制度の改革を急ぎ、教養があり、技術を理解し、経営のできる新しいタイプの農民を大いに育成しなければならない。

▽社会主義新農村建設は科学的発展の堅塁攻略戦である。この戦略を実施する過程では、特に農村建設と都市化戦略、新農村建設と人の資質、新農村建設の統一的要求と各地の実情など多くの関係の処理に留意しなければならない。