WAPI産業連盟発足、AVSをモデルに標準普及目指す
無線LAN規格関連業者など22社が加盟するWAPI産業連盟が7日に発足した。中国が知的財産権を有する無線LAN規格「WAPI」の産業化を推進するのが狙い。
連盟は、国家発展・改革委員会(発改委)、情報産業部、科学技術部がバックアップする形で成立。通信キャリアからは中国移動(チャイナモバイル)、中国電信(チャイナテレコム)、中国網通(チャイナネットコム)、端末メーカーからは聯想(レノボ)、方正集団(ファウンダー)、華為技術など中国企業が参加しているが、外資系企業の名はない。
初代主席となった方正集団の韓康氏は、WAPI産業連盟について「メーカーが声を上げて立ち上げたこと、産業化を目的にしているという点ではAVS産業連盟と似ている」と紹介。AVS産業連盟をモデルにしたことを明らかにした。
当面は標準の普及と販売方式の展開に重点を置くことにしており、産業チェーンを持たなかったWAPIの大きな前進につながるものとみられる。
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