05年「中国携帯電話売上ランキング」公表
北京に本社を置く諾盛電信諮詢(Norson Telecom Consulting)は先ごろ、「2005年中国携帯電話市場売上ランキング」を公表した。外資のノキア、モトローラ、サムスンがトップ3を独占した一方、国産メーカー6社が上位10社にランクインした。
05年、国内市場の携帯電話販売総量は8533万台で、そのうち、GSM端末は7866万台、CDMA端末は667万台だった。ノキア、モトローラ、サムスンの上位独占は変わらなかったが、市場シェアには変動があった。中でも変動が一番大きかったのはノキアで、第1・四半期の20.4%から、第4・四半期には26.6%まで減少した。モトローラはGSM端末の市場シェア縮小を食い止めたものの、CDMA端末の大幅下落は避けられなかった。サムスンも両端末ともにシェアは縮小し、全体で見ても第1・四半期の10.1%から第4・四半期には9.1%まで落ち込んだ。国内メーカーの多くも苦戦を強いられ、GSM端末の市場シェアは軒並み減少した。例外だったのは聯想(レノボ)だ。第1・四半期のシェアはわずか2.89%で第10位だったが、第4・四半期には6.37%に増加し、波導を抜いて、第4位に食い込んだ。
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