2006 No.12
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>> 経済

中国、2007年に政府収支分類改革を
全面的に実施

政府収支分類改革が国務院に認可され、2007年から全面的に実施されることとなった。改革を円滑に進めるため、財政部と国家税務総局と中国人民銀行は共同で通知を出し、同改革を着実に推進するよう要求した。

調べによると、06年の中央・地方の予算編成、執行、決算業務は従来の科目で行い、07年から政府予算および部門予算の編成、執行、決算業務は一律、新科目で実施されるという。現在、財政部は政府収支分類改革に対し全面的な人員配置を行い、中央部門と地方は人員育成やデータ交換、ソフト調整などの業務を行っている。

財政部の関係筋は、政府収支分類は財政予算管理における重要な基本業務であり、財政予算管理の透明度や科学化、規範化に直接関わる公共財政体制づくりの重要な構成要素だと語った。

「完璧なシステム、全面に反映、詳細な分類、比較可能な統計基準、簡単な操作」を具体的な改革目標とする、新しい政府収支分類システムには主に次の3つの内容が盛り込まれている。

1、収入分類

全面的・規範的・詳細に政府の各収入を明らかにするという要求に基づき、政府収入に対し統一分類を実施する。従来の一般予算収入、基金予算収入、社会保障基金収入、予算外収入などを政府収入分類システムに統一して組み込み、政府の各収入源を明確にする。

2、支出機能分類

政府の職能と活動に基づき支出科目を設定する。支出機能分類を通じて、政府の各支出が具体的に何に使われたか明確に把握できる。

3、支出経済分類

主に各支出の具体的な経済構成や政府資金の用途を明らかにする。これは財政予算の管理と財務経済の分析の重要な手段となる。改革が完全に実施されれば、財政収支の部門属性を結びつけ、財政情報管理システムを通じて、すべての財政収支に対し「多次元」な位置づけが出来る。