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>> 中国の庭園

豫園

豫園は上海市の南東部の旧市街区にあり、明の嘉靖38年(1559年)に建てられ、全国重点文化財に指定されている。豫園は歴史上いくたの世の変転を経て、所有者が次々と変わり、何度も修繕が行われ、明の中葉以後の各時代の庭園の綜合芸術品となっている。今日の豫園は、楼閣が林立し、山水が映えあい、樹木が生い茂り、景色が大変美しい。

今の面積は2万uで、楼、堂、庁、亭、廊、軒、壁、樹、石、池などの景観が48もあり、全園は5つの竜壁によって6区に分けられ、それぞれ特色を有している。

豫園の表門を入ると、高くて広い「三穂堂」が目に入る。裏に二階建ての楼閣があり、上は「巻雨楼」、下は「仰山堂」と呼ばれている。これは豫園の山水の間に建てられた大きな楼閣で、大築山を観賞するのにもってこいのところである。

大築山は高い芸術的価値を持ち、有名な古代造園専門家の陳従周教授は「豫園の精華と言えば、第一に大築山で、これは江南に現存する明代の黄石築山の最大のものである」と言っている。この黄石築山は主峰の高さが12mで、明代の有名な築山専門家の張南陽の佳作である。この築山は、黄石の模様と外観の輪郭が力強いという点を生かし、山が雄大で、峰々が起伏する特徴をよくとらえている。山の中腹に平台があり、山頂には望江亭がある。ここから園外の景色を眺めることができれば、園内の景観を見下ろすこともできる。

豫園内には多くの美しい景観がある。仰山堂の東側に「漸入佳境」と呼ばれる回廊があるが、回廊の裏に狭くて長い道がついており、その上に300余年の歴史のあるフジ棚がある。観光客はここで魚楽しゃ、万花楼、隔水花墻、竜墻、点春堂、会景楼、玉華堂、「玉玲瓏」太湖石、静観堂、劇舞台などの建物と景物を観賞することができる。