大観園
上海市青浦区淀山湖の畔にあり、東西二つの部分に分けられている。東半分は自然風光と植物を主としている。「梅塢春濃」というところには梅の木が4000余本植えられ、色も赤、緑、白の三色がある。まだ寒い初春に花が咲き、いい匂いが漂い、上海のウメの花見の名所となっている。西半分は中国の古典名著「紅楼夢」の舞台である大観園という大庭園を再現しており、敷地面積は約9万u。大観楼、怡紅院、瀟湘館、?蕪院など20余の景観があり、建物が精致で、風格が優雅で、北部の庭園の豪放さと南部の庭園の精巧さを一体化し、明の末期、清の初期の古典庭園の風格を再現している。
大観園の周りに、また「梅塢春濃」、「柳堤春暁」、「群芳争艶」、「金雪飄香」と上海民族文化村などがあり、多機能の遊覧区となっている。遊覧区の前にある「石城古風」は古代の町を模したもので、高さ47mの7層の模造宝塔の青雲塔がある。この塔は宝塔であれば水塔でもある。6階は貯水槽で、塔に登って眺めば、大観園の全景が一望のもとに見渡せる。
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