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>> 中国の庭園

ぐう園

蘇州城東小新橋巷7号にあり、一方は通りに面し、三方は小川がめぐっており、総面積は8000u。清の初期に造営され、光緒年間に江蘇・安徽・江西省の総督の沈秉成が隠居した後に再建された。邸宅のほか、東西に2園がある。沈氏夫妻とも隠居したため「藕園」(藕は偶の発音と同じ)と名づけられた。園内に築かれた黄石の築山は蘇州庭園の中でもユニークな存在である。

ぐう園東部の旧跡はもと清の雍正年間の保寧府知事の陸錦が造営した「渉園」で、光緒初年、湖州の沈秉成が渉園の旧跡を買い取り、画家の顧芸らを招聘して設計させたもので、山を主とし、池を従とし、亭、台、楼が池の周りに建てられている。

配置が独特な庭園で、邸宅が中央にあり、東、西に分けられており、各家屋のあいだが楼で繋がっている。西花園は書斎の「織簾老屋」を中心に、前後二つの庭があり、前庭には湖石の築山があり、後庭には湖石の花壇があり、北に蔵書楼がある。

主体建物の「城曲草堂」は、主人が酒席をもうけて客をもてなすところで、亭には沈の後妻の厳永華が書いた「ぐう園住佳偶、城曲築詩城」という対聯が掛けられている。

2000年11月、ユネスコの「世界文化遺産」に登録されている。