退思園
蘇州市街区のほかに、退思園、燕園、啓園、高義園などの古典庭園が郊外にある。なかでも蘇州南郊外同里鎮にある退思園が最も有名。
退思園清の光緒11年(1885年)に造営され、「反省する心を常に持とう」との意味から名づけられた。任蘭生は、字は?香、号は南雲。この園は、亭、台、楼、閣、回廊、坊、橋、庁、堂、房、軒などがみなそろっており、その配置がユニークで、建物が水面に浮かんでいるかのようである。地形に制限され、園主がその裕福さを外に見せたくないため、建物の配置のきまりを打破し、縦方向を横方向に変え、西から東へと、西は住宅、中央は庭、東は園となっている。横方向の配置は独特の風格がある。
退思園は2000年11月にユネスコの「世界文化遺産」に登録された。
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