蠡園

無錫市南西の蠡湖北岸にある。江南の有名な庭園の一つ、国家重点風景区「太湖」の主なみどころの一つ。敷地面積は8.2万�uで、そのうち水域面積が約5分の2を占め、水景が有名。蠡園の三方は水に囲まれ、遠くは長く続く山並みが見え、近くは波うつ音が聞こえる。

1995年、中国発行の「太湖・蠡湖煙緑」と1996年、朝鮮発行の「太湖」という切手はいずれも蠡園を主景としている。

蠡園は蠡湖にちなんで名付けられ、蠡湖は五里湖とも呼ばれている。越国大夫の范蠡が越王の句践を補佐して呉国を滅ぼしたあと引退し、美女の西施とともに五里湖に舟を浮かべたといういわれがある。人びとは范蠡を記念するため、五里湖を蠡湖と改名した。湖面が狭くて長く、面積は9.5k�u。水が澄み、景色が美しい。

蠡園は20世紀初に造営された私家庭園で、古典庭園の配置、建築面の優れた点をとり入れ、また蠡湖の風光と融合し、蠡湖風景区の最も秀麗なところとなっている。