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>> 中国の庭園

个園

揚州市街区の東側にあり、南は揚州の有名な古い町・東関街に臨み、北は揚州の内河の塩阜東路に面し、かつては清の嘉慶23年(1818年)の両淮塩総(淮南と淮北の塩総監督官)の黄至きんの邸宅であった。今では揚州の有名な古典庭園の一つで、ユニークな景観設計と芸術的魅力によって、揚州の明・清代の私家庭園の代表格となっている。

明代に造営され、清の嘉慶から道光年間までに黄至きんが旧跡を基礎として再建した。宋の文学者・蘇東坡の「食に肉はなくともよいが、住まいに竹は欠かせない」という句から「竹」字の半分をとって「个園」と名づけられた。石築山を主とし、楼、台、亭、閣が点在し、築山が全園の3分の2を占めている。築山は異なる石によって春夏秋冬四季の景色を表現していることから、四季築山と呼ばれている。この庭園を一周すると、つまり一年中の景観を体験したことになる。このような造園芸術は山水画の南北両流派の風格を兼ね、中国の伝統絵画の理論にかなっている。个園は揚州で最もローカルカラーに富んだ庭園 である。

敷地面積は約2万uで、配置が巧妙で、環境が静寂である。人と竹、石とが渾然一体となっている。