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>> 中国の庭園

青藤書屋

もとは榴花書屋と呼ばれていた。紹興市街区前観巷にあり、明の文学者、書家の徐渭の旧居であった。書斎の前にある池は水が一年中流れ込み、溢れたこともなければ乾きあがったこともないので、天池とも呼ばれている。池の辺に藤が植えられ、池、青い藤が素朴な書斎と鮮やかなコントラストをなしている。書斎の庭には竹林、築山、曲がりくねった小道があり、典型的な古代文人の庭園となっている。

庭園式民居で、環境が静かで素朴である。書斎は石柱、れんが造りの壁の平屋で、2部屋ある。前室は南向きで、室内に徐渭の肖像画と自筆の「一塵不染」と陳洪綬が題字した「青藤書屋」の扁額が掛かっている。東西2壁にそれぞれ「天池山人自題象賛」と阮元が書いた「陳氏青藤書屋再建記」の石碑があり、書斎について詳しく記載されている。庭内の天池、漱藤阿、自在岩などはいずれも明代の遺物。