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>> 中国の庭園

頤和園

北京の西北郊外にあり、中国の有名な古典皇家庭園。主なみどころは万寿山と昆明湖。30余の古典建築物が万寿山、昆明湖の畔に点在し、自然景観と人文景観が巧みに結び付いている。昆明湖は皇家苑囿をモデルとし、湖に長堤と短堤を築き、これによって3つの水域に分け、3つの島を造って古代神話の海上の仙山を象徴し、帝王の長生不死の造園構想を体現している。万寿山の麓から山頂への斜面に建てられた仏香閣を主とする壮大な7つの建築群が頤和園景観の中心を構成している。ここは中国の庭園芸術の宝物で、世界造園芸術の中で名声を馳せている。

頤和園は4区からなっている。最も東側は東宮門区で、この一帯はかつて清の皇帝が政務をつかさどり、居住したの場所である。中央に高くそびえる万寿山の前山区は建築物が最も多く、華麗である。この区は対称的な2本の中軸線からなり、東西線は有名な長廊で、南北線は長廊の中部から上へと排雲殿、徳輝殿、仏香閣などが並んでいる。最も北側の後山後区は、建築物が少なく、木々が生い茂り、山道が曲がりくねり、静寂な雰囲気で華麗な前山と鮮明なコントラストをなしている。また後山にあるチベット風の建築物、瑠璃宝塔などは配置が整然としており、それぞれ趣きがある。

水域面積は頤和園の総面積の4分の3を占め、特に南部の前湖区は水が広々とし、西に山々が起伏し、北に多くの楼、閣がある。湖の西側に西堤があり、堤防の上には桃の木や柳の木が立ち並び、6つの異なる様式のアーチ形橋が架かっている。湖中の3つの島には異なる様式の古典建築物がある。湖中に架けられた十七孔橋という橋は造形が大変美しい。

頤和園は1914年から一般公開され、1924年に公園となった。新中国成立後に大規模な修繕工事が何度も行われ、博物館式古代庭園となり、中国で最もよく保存されている大規模な皇家庭園である。

1998年12月、頤和園は「世界文化遺産」に登録された。

仏香閣

仏香閣は四重の屋根の八角形楼閣式宗教建築物で、周りの建物が対称的に建てられ、壮観を極める。閣内に仏像が安置されており、仏香閣は高さは約40mで、高さ21mの石台の上に建てられており、ひときわ際立っており、頤和園全景の中心となっている。

諧趣園

頤和園の東北角にあり、江蘇省・無錫の名園寄暢園を模して建てられ、「園中の園」となっている。

園内の中央は池で、池の周りに亭、堂、楼、軒、斎など10余の建物、回廊、石橋がある。