2006 No.13
(0320 -0326)
 

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中国共産党中央政治局 中部地域の台頭を検討

先般、中国共産党中央委員会政治局は会議を開き、中部地域の台頭を促進することについて検討した。中国共産党中央委員会の胡錦濤総書記が会議を主宰した。

同会議の主な内容は次の通り。

中部地域の台頭を促進することは、「東部地域を真っ先に発展させる」「西部の大開発を実施する」、「東北地方などの旧工業基地を振興する」などの戦略を策定して以後、中国共産党中央委員会、国務院がわが国の現代化建設の全局に基づいて練り上げた、いまひとつの重要な方策であり、地域別の調和の取れた発展戦略をより着実なものにする重要な任務でもある。

中部地域はわが国の経済と社会発展の全局において極めて重要な地位を占めており、なが年らい全国の経済と社会の発展のために重要な貢献をしてきた。中部地域の経済と社会が急速かつ健全に発展を遂げることは、わが国の経済と社会発展の全局、「小康(ややゆとりのある)社会」の目標を全面的に達成する全局にかかわるものである。中部地域の台頭を促進することは、わが国の食糧、エネルギーの保障能力を引き上げ、資源供給の切迫性を緩め、改革・開放をさらに深化させ、内需を拡大しつづけ、新しい経済の成長点を育成することにも役立つ。われわれはチャンスをとらえ、発展を速め、中部地域の地理、資源、産業、人材などの優位を十分に生かし、「中部と西部が互いに支持しあい、優位をもって互いに補完しあい、互いに発展を促進し、ともに発展する」という新しい局面を形成させることになっている。

中部地域の台頭を促進するためには、ケ小平理論と「三つの代表」の重要な思想を導きとして、「科学的な発展観」を全面的に貫徹し、さらに着実なものにし、改革・開放および科学、技術面の進歩を前進のエネルギーとし、知的所有権を持つイノベーション能力を強化し、産業メカニズムをグレードアップし、経済の成長パターンを転換し、生態環境を保全し、社会の調和を取れた発展を促進することに力を入れなければならない。中部地域を全国の重要な食糧の生産基地、エネルギー資源・原材料の生産基地、現代化設備の製造およびハイテク産業の基地、総合的な交通中枢にすることに努め、中部地域の経済と社会の全面的な、調和の取れた発展を実現し、「小康(ややゆとりのある)社会」を全面的に建設するために奉仕しなければならない。

中部地域の台頭は長期にわたる戦略的な任務であり、「改革を深化させ、内外に向けて開放を拡大する」原則を堅持し、体制とメカニズム面のイノベーションを推し進め、市場によって資源を配置する基礎的な役割を果たす。科学・技術の進歩と自主的イノベーションによって、新しいタイプの工業化の道を歩み続け、重点を強調し、比較優位を生かし、食糧、エネルギー資源、原材料、製造業など優位のある産業をさらに打ち固め、向上させる。都市圏の発展を着実に推し進め、全国の発展をサポートする中部地域の能力を強化する。現有の基礎に立脚し、自らの力で奮闘するとともに、国は必要な支援を提供し、自らの発展能力を伸ばすために力を入れる。「人間本位」という原則を堅持し、統一的な計画で各方面に配慮して、就業を拡大し、貧困人口を一歩一歩減らし、都市部と農村部のための公共サービスの質を引き上げ、生態環境の整備および環境保全を強化し、都市部と農村部における経済、社会、人間と自然の調和の取れた発展を促進する。

中部地域の各クラス中国共産党委員会、政府および関連部門に対し、同会議は「非常に重視し、リーダーとしての役割を強化し、意識を革新し、改革を深化させ、科学的に企画し、心を込めてさまざまな仕事を組織する。諸分野、諸地域は力を合わせて協力し、実情に基づいて行動し、客観的な法則に則って仕事を押し進め、中部地域の台頭について中央が打ち出した重点的任務、政策と措置を全面的に実効に移し、中部地域の台頭に関するさまざまな仕事を着実に推し進める」という要求を提出した。

「チャイナネット」 2006年3月29日