大陸部・台湾の経済貿易フォーラム閉幕

大陸部と台湾の経済・貿易交流について話し合う「両岸経済貿易フォーラム」が4月15日午後、北京で閉幕した。人民政治協商会議全国委員会（全国政協）の賈慶林主席（中国共産党中央政治局常務委員）と中国国民党の連戦栄誉主席が閉幕式に出席した。

閉幕式では、共産党中央委員会台湾工作弁公室の李炳才常務副主任が、今回のフォーラムの共同提案を読み上げた。

同弁公室の陳雲林主任は閉幕式の演説で、「両岸経済貿易フォーラムの共同提案は、（台湾海峡）両岸の業界、専門家、学者の知恵の結晶であり、双方の同胞に共通する願いを反映したものだ。われわれは、こうした提案を必ず強く重視し、みなさんの素晴らしい願いを現実にするよう努力したい」と語った。陳主任はさらに、大陸部と台湾の交流・協力を促進し、台湾の人々にメリットをもたらすための大陸側の15措置を発表した。

同フォーラムは、中国共産党中央委員会台湾工作弁公室海峡両岸関係研究センター、中国国民党国政研究基金会が共同で主催した。会期は2日間。共産党・国民党の関係者や大陸部・台湾の企業家、専門家、研究者などが、「（台湾海峡）両岸の経済・貿易交流と直接通航」をテーマに踏み込んだ討論を行い、多数の問題で幅広い共通認識を得た。

「人民網日本語版」2006年4月16日