2006 No.18
(0424 -0430)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 中日交流

華商大会・中華年2007組織委、北京で記者会見

「世界華商大会」は華僑・華人が一堂に会する2年に1回開かれる世界的規模の大会。1991年にシンガポールで初めて開催されて以来、これまでに華僑・華人が比較的多い都市で8回開かれており、歴史的意義をもつ定期的な国際会議となっている。

9回目となる大会は2007年の9月15日から17日まで神戸と大阪で開かれる。大会の雰囲気を盛り上げ、中国文化を全面的に紹介し、華僑・華人と日本国民との交流を促進するため、今年11月から2007年末まで、日本各地で「中華年2007 in JAPAN」と題して一連のイベントを催す計画。

これについて、「第9回世界華商大会・中華年2007 in JAPAN」組織委員会は4月25日、北京の釣魚台国賓館で記者会見した。会見には大陸をはじめ香港や台湾、マカオ、日本のメディアから約90人が参加したほか、国務院華僑事務弁公室や中華全国商工業連合会、中国外交部、中国商務部の関係者も出席。

会見では組織委員会の黄耀庭主席と蒋暁松執行委員長がそれぞれ挨拶し、今回の大会・中華年イベントの基本状況について説明した。

第9回華商大会は日本中華総商会が主催する。世界の華人経済界の横断的で大規模な交流、華人と日本の財界や社会との幅広い交流、日本の投資環境の紹介、在日中国人の紹介などが主な内容。日本の外務省や経済産業省、国土交通省のほか、関係国・地域の政府機関から多大な支援を受け、世界各地から2000人余りの華人実業家が出席する予定。

組織委は「第9回華商大会が開かれる2007年はちょうど中日国交正常化35周年にあたり、また2008年の北京オリンピックと2010年の上海世界博覧会の前奏曲となる。大会の開催に合わせて、『中華年』をテーマに大規模なイベントを開催することは、中日関係の促進にプラスとなるばかりでなく、従来の華人経済界に限られていた枠を越えて、香港や台湾、マカオ、日本、東南アジアひいては世界各地の華人にも大会への参加を促せば、全ての中華民族と日本社会は大規模な交流を展開することができる」と強調した。

中華年期間中、日本各地で経済や文化、芸術、スポーツ、学術の分野でフォーラムやシンポジウム、展示会などが催される予定。

また組織委は「今回のイベントは『和』を基本的理念とする。中国は『調和の取れた社会』を構築しようとし、日本は『大和民族』とも言われているため、中日は『和をもって貴しとする』ことが必要であり、実業家は『和の気をもって富を生む』ことを求め、中国の台頭は『平和と発展』に依存し、民族の復興は『平和の台頭』に依存している。これらは全て『和』というテーマ・理念を核として展開されるものだ。イベントでは『和』を重んじることにし、華人社会と日本社会という二重の特色を際だたせることで、21世紀の世界の大きな流れを示したい」と期待を語った。

組織委は、イベントの指定スポンサー9社のうち、全日空が第1スポンサーになったと発表。

挨拶に立った全日空の大橋洋治代表取締役会長は「全日空はアジアと世界を結ぶ架け橋として、今回のイベントをきっかけに日中両国の友好のために頑張っていきたい」と喜びの気持ちを表した。

華商大会が日本で開催されるのは初めてで、中華年イベントの試みも世界で初めて。