今年第1・四半期の中国保険業界の保険料収入は1600億元
北京で開かれた「中国保険発展フォーラム2006年国際学術年次総会」で、中国保険業界の今年第1・四半期の保険料収入は前年同期比8.5%増の1601億5000万元で、業界の総資産は1兆6367億元に達したと発表された。
中国保険監督管理委員会(保監会)の呉定富主席はフォーラムで「保険業界は改革・開放と急成長の原則、市場化と革新(イノベーション)の原則、リスク防止と健全性の原則、構造調整と持続性の原則、統一的計画・全体的配慮と調和の原則を堅持して、発展の質と水準を高めなければならない」と述べた。
呉主席は先ごろ、リスク防止を前提に、保険資金の運用収益率を着実に高めるよう要請し、次のように指摘している。保険業界は現在、比較的良好な状況にあり、資本市場、貨幣市場、保険市場の結びつきが一層緊密になり、相互間の影響が顕著である。そして保険商品の開発と販売、保険資金の運用で外部環境の制約をますます受けるようになっており、従って状況の監視を一層強め、大きな変動を防止しなければならない。
呉主席は保険業界が引き続き構造調整を進め、保険資金の運用政策を積極的に整え、新たな保険資金運用の方法、ルートを模索し、リスク防止を前提に保険資金の運用収益率を積極的かつ着実に高めるよう要請した。
昨年の保険料収入は前年比14%増の4927億3000万元だった。現在、中国には93の保険機関がある。
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