2006 No.18
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上海万博建設、歴史的建築物を破壊せず

2010年万博に焦点を絞って、上海の新たな都市建設はスタートした。上海万博の準備プロセスで、上海の歴史的建築物が破壊されるかどうかは、市民の注視する問題であるが、市政府報道官の焦揚女史はこのほど、「心配する必要がない」と表明した。

焦揚女史によると、昔から上海は、歴史的建築物と歴史的風貌地区の保護を非常に重視している。上海市委員会、上海市政府の指導者は、優秀な歴史的建築物の保護と都市の歴史的文脈の継承を重視しなければならないと、何度も強調してきた。特に、2003年の都市計画活動会議において、上海は「歴史文化風貌区と優秀な歴史的建築物保護の最も厳しい制度を作る」と提起しており、都市の歴史的文化遺産の保護活動は新しく、かつてない高水準のものとしている。ここ数年、上海は厳しい都市歴史文化遺産保護管理制度を徐々に整備しており、都市の歴史的風貌を有効に保護している。

今月、登場した『中国2010年上海万博登記報告』が明らかにしたところによると、万博会場内には、近代的かつ優秀な歴史的建築物にランクされた建築物が7カ所あり、十分に保護されることになっている。特色のあるその他の工業建築遺産も壊されることなく、博覧、文化とレジャーなど多機能を備える場所に転換利用される。また、上海思南路、外灘源、建業里、巨鹿路、多倫路、青浦南門老街、南京東路179号ブロックなど7カ所の歴史文化の雰囲気を持つ町では、きめ細かい保護・修繕がスタートしている。新しい建築を建てると同時に、旧い建築を保護することを忘れない。それは上海が歴史的文脈を継承・発展させ、都市文化レベルを高める決心を見せるものである。