三峡ダム、5月20日全面完工
中国長江三峡工程開発総公司の曹広晶副総経理は、三峡ダムが5月20日にも全面完工し、海抜185メートルの設計高度に達する見込みであることを明らかにした。これで三峡水利中枢の主体工事が完成となる。
三峡ダムは総延長2309メートル、コンクリート使用量は1610万立方メートルで、世界最大規模の鉄筋コンクリートダムだ。三峡ダム建設は1994年12月14日に正式着工し、1998年末から三峡左岸ダムでコンクリート打設が始まり、長さ1600メートル余りの左岸ダムは2002年10月に完成した。長さ660メートルの右岸ダムは03年7月に着工し、07年初に設計高度に達する見込み。
調べによると、現在、右岸ダムも一部の施工区間を除き海抜185メートルの高さに達しており、残りのコンクリートも3000立方メートル弱となっているという。全面完工は当初の計画より9カ月繰り上がる見通しだ。
三峡ダムの全面完工が繰り上がることによって、三峡工事の治水機能は2年前倒しで実現する見込み。
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