2006 No.19
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>> 経済

中国、老舗企業1000社を再選定

商務部はこのほど、今年から3年の歳月を費やし「中華老字号(老舗)」の認定企業1000社を再選定すると発表した。これは、同部が進める老舗企業振興プロジェクトの一環だ。

同部は、老舗企業の再選定のため、これらの企業に関するあらゆるデータを参考にしていくという。また、老舗企業に伝わる伝統的な技術や文化の継承に貢献すると共に、ブランドの強みを生かした新たな発展を推進する。そして、老舗企業の振興・発展を支援する保護政策も策定する計画だ。

中国には現在、各種の老舗企業が5000社以上あると言われている。ところが、こうした老舗企業の多くは、個人経営、公私共同経営、国家所有など、幾度に渡る体制改革を経て、さらに最近では、刻一刻と厳しさを増す市場経済の荒波にさらされ、経営の窮地に立たされている。そして、店舗網の確保が難しい、体制の転換に追いつかない、人材や技術革新の不足が深刻、知的所有権の保護が疎か、市場開拓能力が弱いなどの問題点を抱えている。北京ダック専門店「全聚徳」や中薬の生産・販売企業「同仁堂」など、国内外でも周知のブランドとして確立しているのは、ごく一部の老舗企業に過ぎない。