中国の携帯電話は外資系が優位
中国は現在、世界最大の携帯電話製造基地となっているが、携帯電話の国内市場と輸出市場はいずれも外資系ブランドにリードされており、国産携帯電話の競争力は弱いという。
天津で開催された「06中国携帯電話産業発展国際サミットフォーラム」の席上で、情報産業省総合企画司の王建章司長は、中国の携帯電話産業規模は拡大傾向にあるが、その利益の多くは外資系携帯電話メーカーに帰しており、国産携帯電話の市場占有率及び利潤はいずれも下降傾向にあり、中国携帯電話企業にとっては苦難の時期であると語った。。
中国で生産されている携帯電話の多くは国外に輸出されている。昨年、中国の携帯電話輸出は2億2800万個で、輸出金額は206億3500ドルに達し、前年比で45%以上増となった。しかし、輸出携帯電話の中で国内自主ブランドのものはわずかに1320万個にとどまり、その他の95%はいずれも外商投資企業の製品であった。
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