2006 No.22
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鉄道開通でチベットへの観光客が毎日4000人
増加に

チベット自治区観光局の予測によると、7月1日から青海省のゴルムド(格爾木)とチベット自治区の首府ラサ市を結ぶ青蔵(青島=チベット)鉄道の開通によって、今年チベット自治区を訪れる観光客は40万人に達すると見込まれている。現在、関係部門は青蔵鉄道の開通による観光業への波及効果を研究中で、さまざまなやり方で「鉄道による観光時代」の到来を迎えることを目指している。

同観光局弁公室の寥礼生主任によると、研究と予測を重ねた結果、鉄道開通後、チベットの一日の受け入れ観光客数は5000〜6000人に達し、そのうち鉄道を利用する人数は約4000人と予測している。三日間を一パックとすれば、ラサ市の一日あたりの観光客受け入れ人数は1万5000人から1万8000人くらいになり、ホテルは2万のベッドを必要とすることになる。

これについて、同氏は、ラサ市には現在237社の観光受け入れ施設があり、客室9243、ベッド1万8496を有している。それに、鉄道開通前にさらに6つのホテルが完工し、運営を始めることになる。チベット観光を考えている人たちは宿泊面での心配は先ずない、と語った。

観光業は長年らい自治区の基幹産業の一つである。青蔵鉄道の開通によって経済社会と観光業の発展のネックとなっていた交通上の問題がクリアされることとなり、「国を出ることは易しいが、チベットに入ることは難しい」という状況は過去の歴史となることであろう。

同局の統計データによると、今年第1四半期の観光客数は昨年同期比1.8%増となり、そのうち、外国からの観光客数は延べ3274人で、181万ドルの外貨を獲得し、昨年同期比2.2%増となっている。そして、観光総収入は昨年同期比1.6%増となっている。

チベット社会科学院と中国社会科学院の予測によると、2010年までにチベットへの観光者数は延べ500万人以上となり、観光収入は58億元に達すると見込まれている。