2006 No.25
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国家文物局、世界文化遺産地モニタリング
巡視システムを

顧玉才国家文物局文物保護司司長は6月13日、「国家文物局が下半期、モニタリング巡視システムを構築し、世界文化遺産地への保護を強める狙いだ」と指摘した。

顧司長は13日、「明・清の皇室の陵墓協力・研究シンポジウム」において、「中国は目下、世界文化遺産を申請していた成功率が100%だ。これらの遺産地は全般的によく保護され、絶滅に瀕した遺産プロジェクトはない。国際上で世界文化遺産への保護の要求の向上に伴い、国家文物局が下半期をめどに遺産地モニタリング巡視システムを構築する計画だ」と発表した。

モニタリングシステムは、遺産地の自己モニタリング及び国家文物局が摘発情報により、行なうモニタリングに分けられているが、巡視システムは、定期巡視と不定期巡視に分けられている。

モニタリング業務は、1994年世界遺産委員会の職責の一つに盛り込まれている。目下、各国遺産地へのモニタリングと絶滅に瀕した遺産への評定は、世界文化遺産保護という系統的業務の重要な構成部分となっている。

国家文物局サイトの統計によると、目下、世界文化遺産に入選している中国遺産地は22カ所、世界自然と文化遺産に入選したのは6カ所だ。顧司長によると、ますます多くなっている中国遺産地が世界文化遺産地リストに盛り込まれているが、フルに遺産保護と発展の重要性と長期性を見定めなければならない。