世界銀行、中国の経済改革に2000万ドルを融　

世界復興開発銀行（世界銀行、ＩＢＲＤ）中国局長のデビット・ドーラー氏と中国財政部国際局の朱光耀局長はこのほど、北京で中国の経済改革に技術援助を提供するための取り決めに調印した。中国は世界銀行の融資と英国の無償資金援助を利用して、政府部門の機能を整備、中部と西部の貧困地区を重点的に支援、東北の旧工業地帯の経済を振興、社会事業を発展させる。

財政部の関係筋によると、中国は世界銀行が提供する2000万ドルの融資、英国際開発省が提供する1000万ドルの無償資金援助、中国側が用意する付帯資金を利用して、各級政府部門の機能を整備、中央政府が決定した改革と発展に関する戦略の実施を促す。

上述の資金は、公共部門と新農村の能力整備、社会保障、貧困削減、エネルギー・資源管理、公共財政制度改革、公共サービス改革を支援することに重点的に使われる。

財政部の李勇副部長は次のように語った。技術援助は中国と世界銀行が進めている協力の重要な一部である。中国は近年、世界銀行が提供する技術援助を利用して競争入札調達制度、国際ルールにかなった会計制度、監査制度、水資源管理制度などを確立している。

世界最大の開発支援組織である世界銀行は1980年代以降、中国に大量の資金援助を提供し、中国が持続可能な発展を促進、貧困を減少することに貢献してきた。また７回にわたり中国に技術援助と無償資金援助を提供し、社会主義市場経済体制の確立と整備に積極的に貢献してきた。