2006 No.26
(0619 -0625)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 経済

広東省、新設の公共建築物に太陽熱省エネシステムの利用を強制

建築物の省エネ目標達成のため、広東省は太陽熱などの再生エネルギーの開発利用に積極的に取り組んでいる。今後は、省内に建設される公共建築物に対し、太陽熱省エネシステムの設置を強制し、都市建設部門も公共照明に太陽光発電街灯を採り入れるという。

同省建設庁によると、同省都市部の建物面積は10億平方メートルを超えており、しかもそのほとんどが省エネ基準を満たしていないという。特に大型公共建築物は構造やドア・窓、外壁資材の断熱性が低く、エネルギーの浪費が際立っているという。

同省の年間日照時間は2200時間以上あり、太陽熱資源は豊富で利用価値は高い。現在、同庁は広東省「公共・住居用建築物の太陽熱給湯システム一体化設計、施工および検収規程」の作成を急いでおり、第3四半期中の公布実施を目指している。都市建設部門は、公共照明に太陽光発電街灯を普及させ、新設される学校や工場、病院、ホテルなどには太陽熱給湯システムの利用を強制する。

広東省は2010年、都市・農村部の太陽熱給水器の使用率を30%以上、新しい壁材利用率を65%以上に引き上げることを目標としている。