2006 No.27
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>> 経済

ブロードバンドユーザー、2010年には
1億3000万世帯に

プライスウォーターハウスクーパースがこのほど発表した全世界の娯楽・メディア業界に関する最新年度報告によると、世界の娯楽・メディア業は安定成長期に突入し、年平均成長率は毎年6.6%に達しているという。

世界のブロードバンド家庭ユーザー数は2001年わずか3000万世帯から05年には1億8700万世帯に激増。同報告の予測では、家庭用ブロードバンドの持続成長が同業界の主要収入源となるほか、ワイヤレス接続ユーザーの増加や新世代移動電話、高速ワイヤレスネットワーキングの登場が移動体通信市場の発展をさらに刺激すると見られる。2010年にはさらに2億4600万人の新規ユーザーがこの市場に加入し、世界ユーザー数は4億3300万世帯に達する見込み。このほか、移動電話の加入者数も急速に増加しており、05年は18億世帯、2010年は28億世帯まで拡大。これは今後5年間で10億世帯の潜在的ユーザーが新たにモバイルコンテンツを選択することを示している。

同社中国娯楽・媒体業務部主管パートナーの唐徽氏によると、中国のブロードバンド家庭ユーザー数は29.3%の年平均成長率により2010年には1億3000万世帯に増加するという。「中国の膨大な人口基数を考えればその時点でもなお3分の2以上の中国家庭がブロードバンドに加入していないことになり、中国がインターネット接続や広告サービス消費の面で依然として巨大な成長潜在力を持っていることがわかる」と同氏は話している。

同氏によると、ブロードバンドの普及とテレビネットワークインフラの整備が進むに従って、インターネット広告と接続市場、テレビネットワークと伝送市場は中国の娯楽・メディア業の成長を牽引する最大の力となるという。