2006 No.27
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僧侶向けMBAコース 第1期生が課程修了

上海交通大学安泰経済管理学院で28日、僧侶向けに開設された経営学修士号(MBA)取得クラスの卒業式が行われた。黄色い袈裟をまとった僧侶18人に、修了証書が手渡された。同コースは、僧侶向けに開かれた初のMBAクラスとして、国内外から注目を受けてきた。僧侶のうち8人は「法師」、10人は「居士」の称号を持つ。

同コースの設置を発案したのは、上海・玉佛禅寺の住職、覚醒法師。国際化された大都市にある有名な寺院に身をおく者として、現代的な商工管理の理念と方法を学び、寺院の管理レベルを高める必要を感じたという。「決して流行を追っているのではない。知識を身につけたいという切実な思いがあった」と覚醒法師は語る。提案を受け、上海交通大学は「玉佛禅寺上級管理職MBA中核課程研修クラス」を設け、通常のMBA課程と全く同じカリキュラムを準備。内容には、組織行為学、人的資源管理、戦略計画、マーケッティング、財務管理などが含まれる。

第1期生の卒業に引き続いて、引き続き第2期16人の僧侶のために、MBA研修クラスが開かれる。