北京市、五輪控え救急医療体系の整備急がれる
北京市衛生局の梁万年・副局長は先ごろ、2008年北京オリンピックを控え、救急医療、食品衛生の安全、飲料水の安全確保など公共衛生問題の解決が急務となっているとの見解を示した。
同市が2005年に行った健康に関する市民アンケート調査で、北京市民の不満足度が高かったものとして「市民の衛生習慣」(全体の38.5%)、「病院での診察」[27%]、「公衆トイレ」(22%)、「食品の品質」(20.7%)、「飲料水の安全性」(13.4%)などが目立った。2008年北京オリンピック開催期間中、北京には選手1万人、政府関係者ら20万人、観光者600万人が訪れると見込まれており救急医療施設、特に郊外での救急医療施設の整備が急務となっている。北京市は現在、救急医療センターの整備を進めており、2007年までに救急車400台を更新していく計画である。
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