2006 No.30
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鄭州、商末期〜西周早期の墓地発見

鄭州市文物考古研究所は最近、西司馬遺跡から、集中している商(およそ紀元前17世紀初〜前11世紀)末期ーー西周(紀元前1066〜771年)早期の墓地を発見し、60余カ所を整理して、陶器、銅製用具、ドブガイ形用具など150余点を出土した。

これまでの発掘により、この墓地は存在時期が長く、全部たて穴式の土の墓で、きちんと並べられている。墓地の副葬品は数量からまちまちで、銘文を刻んだ銅製爵(3本の脚がある昔の酒器)、銅製ヅィ(角+単)(古代の酒を飲む器具)、陶製グィ(竹の下に艮の下に皿)(昔、食物を入れるのに用いた器で、口が丸く両耳がついている)、陶製高つき(食物を盛る高い足のついた台)、陶製缶とドブガイ形用具などがあった。

西司馬遺跡は、鄭州市のイン陽市高村郷西司馬村の北西にあり、文献の記載では西周早期のカク国という領地からわずか6キロ離れていたという。歴史の記載では、鄭州の北西、北東はそれぞれ西周早期の管国領地と祭伯城で、今回の発見は鄭州の西周早期の社会経済と歴史文化の理解のために重要な手がかりを提供した。