上半期の単位GDP当たりエネルギー消費、
0.8%上昇
国家統計局が発表したデータによると、今年上半期、中国の単位国内総生産(GDP)当たりエネルギー消費は前年同期比0.8%の上昇となった。
国家統計局、国家発展・改革委員会、国家エネルギー指導小組弁公室が合同で発表した「2006年上半期全国単位GDP当たりエネルギー消費公報」によると、業種別では石炭が5.5%、石油・石油化学が8.7%、非鉄金属が0.4%、電力が0.8%それぞれ上昇した。これに対し鉄鋼が1.2%、建材が4.5%、化学が5.0%、繊維が5.5%それぞれ低下した。
エネルギー供給不足による経済発展の制約を打破し、持続可能な発展戦略を実現するため、中国政府は省エネ対策を非常に重視している。第11次5カ年長期計画要綱(2006〜2010年)は、5年間に単位GDP当たりエネルギー消費を20%前後低下させる目標を掲げており、今年の目標は4%前後低下させること。
省エネ目標を達成するため、国家発展改革委はこのほど開いた全国省エネ対策会議で30の一級行政区政府との間で第11次5カ年計画期の「省エネ目標責任書」に調印した。また省エネ目標を各地域と各企業に割り振り、省エネ指標を各地指導者の任期中の考課内容とすることを決めた。
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