中国語初心者を対象に
教材「漢語900句」出版
国家漢語(中国語)国際普及指導チーム弁公室の重点事業として、外語教学研究出版社とトムソンラーニング・グループが共同出版する「漢語900句」が8月30日、北京で先行発売された。世界50カ国で販売される予定。
同書は、海外の中国語初心者を対象とした、マルチメディアの実用口語教材。気軽に楽しんで学習しながら、短期間内に基本的な口語会話を習得し、中国語のコミュニケーション能力を急速に向上させることを目指している。漢字約700字、基本語彙1500語を収め、出会い、食事、ショッピング、旅行、宿泊、財務管理、受診、学習、レジャー、スポーツなどの場面を想定して構成されている。
教育部によると、現在世界では3000万人以上が中国語を学んでおり、100カ国・約2500校の大学が中国語課程を設置。中国語を教える小中学校も増加傾向にある。学習者の中国語レベルを判定する検定「漢語水平考試(HSK)」は世界5大陸で実施され、これまでに国内外200の試験会場で延べ37万人が受験している。
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