2006 No.36
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臨海観光都市・三亜市、北京でプレゼン開催

中国で唯一、熱帯の臨海観光都市として知られる海南省の三亜市は9月3日、北京市の北京飯店で観光客誘致に向けたプレゼンテーションを開催した。

美しい三亜のシンボル――「夜光の珠」 撮影・楊莉

テーマは「美しい三亜は、世界に向かい、五輪に彩を添える」。「美しい三亜」や「開放された三亜」「熱帯の三亜」「モダンな三亜」「快適な暮らしの三亜」「健康的な三亜」の6つの側面から、熱帯観光都市の風情や理想的な居住地、観光地などを紹介するとともに、恵まれた資源と都市のイメージを強調し、「北緯18度で観光客の皆さんをお待ちしている」とのメッセージを送った。

三亜市は海南島の最南端に位置し、南中国海に面した「バカンスの天国」と呼ばれる観光地。紺碧の空に澄み切った海、新鮮な空気、爽やかな南風、ビーチ、温泉、さんご礁、熱帯雨林などの観光資源に恵まれている。波の音とともに立つ歴史人物の彫刻や塑像群、天地の果てといわれる「天涯海角」、美しい恋物語が今でも伝わる鹿回頭公園、仏教文化が伝わった南山文化観光地、「東洋のハワイ」と呼ばれる亜龍湾、水が温かく砂の白いことで知られるビーチリゾート・大東海など……。三亜市は第1期「中国の優れた観光都市」と同「中国のエコモデル都市」に指定されている。

北京オリンピック組織委員会に寄贈されたリー族の織物
撮影・楊莉

三亜市にはミャオ族やリー族、回族、漢族など11の民族が暮らし、多彩な民族風情もその特色の一つ。

プレゼンテーションで陸志遠市長は50万人市民を代表して、北京オリンピック組織委員会にリー族の織物を寄贈した。鳳凰鎮大兵村に住むリー族が民間に伝わる独特の技術を駆使して1カ月かけて制作。「同じ世界、同じ夢」というオリンピックのテーマを表現した作品だ。(楊莉)