2006 No.37
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ベネチア映画祭、金獅子賞に中国の
「三峡好人」が

第63回ベネチア映画祭は9日、表彰式を終え閉幕した。「金獅子賞」には中国の賈樟柯監督の「三峡好人」が選ばれた。映画は四川省 <http://www.sogou.com/sogoupedia?query=%8E%6C%90%EC%8F%C8>の古い街、奉節県で撮影されたもの。長江三峡ダムの工事により、代々この地に暮らした多くの家庭が外地への立ち退き求められ、2千年の歴史を持つ旧市街が永遠に水底に沈む――。これら一連の大きなうねりが、作品では描かれている。「取り壊し、発破、崩落の爆音とほこりが飛ぶ中を現地で撮影したとき、こんな絶望的なところでも、生命そのものは輝きの色を放てるのだと、少しずつ身に染みてきました」。賈監督は撮影時の気持ちをこう語る。

映画祭ではほかに、劉傑監督の「馬上の法廷」(中国題:「馬背上的法廷」)がオリゾンティ部門で最優秀賞を獲得した。これは法廷の審理進行と、ある人物の命運をメインストーリーに、中国の法制度と少数民族居住地域の現状を映しだした作品だ。

左の写真:賈樟柯監督 右の写真:劉傑監督

「人民網日本語版」2006年9月11日