世界で中国語学習ブーム、
中国語教師が人気職種に

各国での「孔子学院」の開校と、世界的な「中国語ブーム」の高まりを受け、外国人を対象とした中国語教師が非常にホットな職業となっている。

海外の中国語学習人口は概算ですでに3千万人を超えており、国家中国語国際普及指導チーム弁公室（国家漢弁）は2010年には1億人に達すると予測する。深刻な中国語教師不足が予想されることから、関係機関は現在、中国語教師の育成を計画的に強化している。

北京大学、北京師範大学など11大学は、国際中国語教育の修士課程を相次いで設置し、学生300人余りを募集した。斬新な教育モデルを取り入れ、学生を4年間で、単独で海外の教壇に立てる中国語教師へと育成する。

中国語教師という職業には大きな将来性があるが、優秀な教師になるためには、一定の英語能力、標準中国語能力の他に、相応の中国語文学の知識に精通し、第2言語としての中国語教育法を把握している必要がある。

国家漢弁の担当者は「中国は中国語教師の育成強化、中国語教師や中国語教育ボランティアのさらなる派遣、孔子学院の開設加速などを通じて、海外の中国語学習者のニーズを満たしていく」としている。