2006 No.43
(1016 -1022)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 中日交流

太極拳で民間交流を促進

今年は「24式簡化太極拳」誕生50周年にあたる。先日、50周年記念イベントが北京の人民大会堂で開催された。大会では、約1000人の愛好者達が太極拳を披露した。

今回の参加者1000人のうち、400人が日本人であった。いま日本でもこの太極拳の愛好者が増えており、しかも太極拳を通した中日交流が非常に盛んなものとなっている。こうした背景から、中日友好協会などの呼びかけで、日本の日中太極拳交流協会のメンバー400人がこのイベントに参加してきた。日中太極拳交流協会によると、日本の太極拳愛好者は全国で100万人以上ということだ。今回、日本訪問団の団長を務めていた羽田孜元首相は「ちょうど50年前、周恩来元総理と古井喜実先生が話し合いを持たれ、日中が本当に親しくなるために太極拳を日本で紹介してはどうか、ということになりました。太極拳は決して争うものじゃないですから」と述べた。

太極拳は民間交流の一つの手段として中日両国の交流に大きな役割を果たしてくれるものと期待されている。この点について、イベントを主催した中国芸術文化普及促進会連合の劉樹声副秘書長は「太極拳は、気軽に楽しめる体にいいスポーツというだけではなく、中国の文化を体現したものと言えるでしょう。現在、太極拳は世界中で広く普及していますが、これは調和の取れた世界を建設するために、非常に望ましいことだと思います。文化交流を通じて、相互理解を深めることができるからです。国際交流を行ううえで、ぜひ中国の伝統文化にも目を向けていただきたいです」と語った。