2006 No.44
(1023 -1029)
 

アドレス 
中国北京市
百万荘大街24号
北京週報日本語部
電 話 
(8610) 68326018 
(8610) 68886238

>> 中国の博物館

河北省博物館

河河北省博物館は、石家荘市長安区に位置する河北省最大の総合博物館である。1953年に保定市に創建され、現在の場所には82年に移転し、従来の省展覧館と省博物館が合併して新博物館となった。

2階建ての同博物館は、北京の人民大会堂を模していて、面積は1万9500メートルある。所蔵文物は約15万点にのぼり、特に貴重な文物だけでも100余点ある。至宝と呼ぶにふさわしい文物に、満城県にある漢代の中山靖王・劉勝とその妻の墓(満城漢墓)から出土した金縷の玉衣(古代に、貴人の死体を包むために使った衣装)、長信宮灯をはじめ、曲陽市出土の北朝(北魏、北斉、北周の3王朝、386〜581年)の石像、保定市出土の元代(1279〜1368年)の青花磁器などがある。

また、近代の文物も豊富に所蔵されていて、現在、「河北古代略史陳列」「満城漢墓復元陳列」「河北革命史陳列」の3つの常設陳列がある。そのうち、「満城漢墓復元陳列」ホールは、2パートに分かれ、2つの墓から出土した300件以上の文物を展示していて、観客は、漢代帝王の墓の様子を知ることができる。