2006 No.44
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>> 中日交流

中国の教職員代表団が訪日

日本文部科学省と国連教育科学文化機関(ユネスコ)アジア文化センターは先ごろ、中国教職員代表団の第5回日本訪問を歓迎するレセプションを東京で開いた。

ユネスコアジア文化センターの白石勝会長が歓迎のあいさつに立ち、次のように述べた。

日本は2002年から中国教職員400人を招いており、そして今日また140人の先生方を迎えた。日中両国の国民間の相互理解と友好を更に深めるために、青少年教育に携わる教職員の役割は重要である。教職員の方々がこの訪日を通じて、日本の教育の現状と日本文化を理解し、帰国後に中国の学生たちに日本を紹介することで、日中友好事業の促進に協力していただきたい。

同席した中国駐日大使館の李東翔公使(教育担当参事官)は次のように述べた。

中日両国は隋・唐の時代より留学生の交流が始まっており、教育文化の交流は今も両国の友好交流の要となっている。中日国交正常化以来、両国の教育と留学生交流は順調に発展してきており、大きな成果を収めている。これまでに両国はお互いに留学生を派遣しており、中国からの留学生が15万人、日本からの留学生が10万人、合わせて約25万人となる。そのほかに、800以上の大学間で友好交流の大学間協定が結ばれている。

両国の教育交流の中で気が付いた事は、日本がかつて教育改革を進める上でぶつかった問題に、今中国が直面しているということだ。そして少子化と高齢化社会を向かえる日本が教育改革を行うという今の新たな状況は、今後の中国が直面する問題である。中国の教職員が今回の貴重な機会を通じて、日本の教育発展における有益な経験を学習してほしい。

第5回中国教職員代表団は日本に18日到着し、2週間の訪日期間中は5つのグループに分かれ7都府県を訪問する予定で、日本の教職員との交流活動も予定されている。

この活動は日本政府の協力の下、ユネスコアジア文化センターが主催し、2002年から毎年中国教職員100人を招いていたが、両国の教育分野における友好交流を深める目的で、今年からは140人に増員された。

「人民網日本語版」より