中国、物流・消費専門家「自動車ローン焦げ付きは1000億元超える」

国家発展改革委員会経済研究所物流・消費研究室の陳新年主任は先ごろ、全国の個人向け自動車ローンの焦げ付きは１０００億元を超えるとの見方を示した。このうち４大国有商業銀行（中国銀行、中国工商銀行、中国農業銀行、中国建設銀行）によるものが８１％を占め、銀行不良債権の５割が自動車ローンによるものとされている。

陳主任は「全国では個人の信用体系がまだ整備されておらず、これがローン、クレジットによる消費を抑制。近年、銀行の自動車ローン貸し出し額が減少しているのは個人信用体系が未整備であることと密接な関係がある」と指摘、早急に同体系を整備しローン、クレジットによる消費の健全な発展を促すことが必要と呼びかけた。