2006 No.47
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中印、共同コミュニケを発表
国境問題の早期解決で合意

胡錦涛国家主席がインドに対する公式訪問期間中、中国とインドは11月21日ニューデリーで共同コミュニケを発表した。

コミュニケは、「世界で二つ最も大きな発展途上国として、中国とインドの関係はグローバルの戦略的な意義を持っている。互恵協力のパートナーとして、両国はより大規模な共同発展を促す余地を持ち、地域問題や国際問題でそれぞれの役割を果たし、お互いの配慮と願いに注目している」としている。

コミュニケはまた、「両国の戦略的協力パートナーシップをさらに充実させ、強めるために、両国の指導者は政治、経済、文化、科学技術、防衛など10項目の戦略の確立に取り組んでいる」としている。

インド側はまた、チベット自治区は中華人民共和国の領土の一部であることを改めて承認し、チベット人がインドで反中国の政治活動を行うことを許さない姿勢を示した。これに対し、中国側は賞賛の意を示した。

胡錦涛国家主席は21日、ニューデリーでまたインドのシン首相と会談し、双方は会談後の記者会見で、「国境問題を解決することは両国の根本的な利益に合致している。両国は、国境問題での意見の食い違いが両国関係の発展に影響を及ぼさないように確保する」と示した。

胡錦涛国家主席は記者会見で、「私たちは、国境問題を早期解決することは、両国の根本的な利益に合致する共同の戦略的な目標であるということを一致して考えている。双方は、どちらの側にとっても受け入れられる公平的で合理的な解決の枠組みを見出すことに引き続き努力していくことで一致した。国境問題が最終的に解決される前に、双方は国境地帯の平和と安定を共に維持する。双方は、両国関係の発展に自信を持っており、両国の戦略的協力パートナー関係の全面的な発展を共に推進することを希望している」と述べた。

また、シン首相は記者会見で、「国境問題の解決は、両国の戦略的協力パートナー関係に新たな活力を注ぐだろう」と示した。

「CRI」より2006/11/22