2006 No.49
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2006年広東国際観光文化祭が広東省で開催

中国広東省で開かれている「2006年広東国際観光文化祭」(国家旅遊局、広東省人民政府主催)の友好都市文芸の夕べがこのほど、広州市内の中山記念堂であり、徳島県阿波踊り協会の選抜連(岡本忠団長、29人)が約5000人の前で熱気あふれる乱舞を披露した。広東省との交流十周年を記念し、徳島県が派遣した。

文芸の夕べには九カ国十一団体が出演。選抜連は日本を代表する伝統芸能・阿波踊りとして紹介され、五番目にステージに立った。鉦(かね)や太鼓、笛、三味線の二拍子のリズムが会場に響き渡り、あでやかな女踊りと躍動感いっぱいの男踊りが織りなす踊り絵巻に、観客から盛んな拍手と歓声が送られた。

最後に選抜連のほか、広東雑技団や北海道釧路蝦夷太鼓保存会、兵庫県海上傘舞保存協会など全団体がステージであいさつし、幕を閉じた。

広州市の大学生陳少慧さん(20)は「女踊りの指先が繊細で美しい。リズミカルでとても新鮮」。岡本団長は「阿波踊りは言葉のいらない民間外交。喜んでもらえてよかった」と息を弾ませていた。

選抜連は11月24日に広州市入りし、人気俳優ジャッキー・チェンらも出演した約四万人参加の開会式公演を見物。二十六日は同市内の天河体育センター旅行商談会会場特設舞台などで阿波踊りを披露し、28日帰国の途に着く。

広東国際観光文化祭は広東省の観光・文化資源をPRし、国際観光交流を促進することを目的に昨年初めて開かれ、約50万人が訪れた。今年は24日から七日間で、広州市と深セン市をメーン会場に観光フォーラムや文化芸能の披露、国際グルメ博覧会など約80のイベントがある。