2006 No.49
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>> 経済

中国、国際特許の出願率わずか2%

世界中に溢れる「メード・イン・チャイナ」製品だが、中国の知的財産権の国際化は出遅れている。中国が毎年出願する国際特許はわずか2000件超で、国際特許出願総数に占める割合はわずか2%に過ぎないという。国家知識産権(知的財産権)局の楊鉄軍副局長がこのほど明らかにした。

中国の国内特許出願件数はすでに300万件を突破している。だが、出願特許の国家科学技術レベルの向上に対する貢献度はわずか36%で、国外技術への依存度は50%を超えている。中国が米国、日本、欧州で取得した特許件数は、総数の1%にも満たない。楊氏は「出願特許が十分に応用されていないことにより、企業拡大のチャンスを逃している企業は少なくない。また、チャンスをのがしているために、国際特許出願料が支払えずにいる」と嘆く。

中国では、特許の実施率は30%足らずと、権利獲得後も遊休状態にあり、産業化されていないことが多い。知識産権局の調査結果によると、多くの新技術を生み出している大学などの高等教育機関では、1999年〜2003年、合計8389件の特許を取得したが、そのうち実際に商品化されたものは1910件で、取得特許数の22.8%に過ぎないという。