中日経済技術研究会が北京で発足

北京の日本留学から帰国した人たちが中心になり、また国内外の専門家、学者を広く集めた、中日両国の経済技術の研究、交流、協力を推進する民間学術団体組織、中日経済技術研究会がこのほど北京で発足した。

会長に就任した孫前進氏は次のように語った。日本は世界の経済強国であり、その近代化の経験と教訓は中国にとって参考になるものである。特に経済のグローバル化が進む今日、日本の経済発展と産業動向は中国の経済建設にとって重要な影響を与えものであり、中日の経済技術研究は現実的意義のある重要な課題である。

発足大会に出席した専門家は次のように指摘した。日本留学から帰国した人たちのかなりの部分は各業界・業種の中堅やリーダー、技術面の中心になっており、中国の経済と科学技術の発展をけん引する主力軍の一つであり、中日経済・技術協力を推進する貴重な人材である。個人の専門を十分生かし、他の分野の専門家、学者と緊密に協力し、学際的な、管理が柔軟な学術団体として、さまざまな行政所属関係の、同じ学術研究の最先端を歩む研究者、専門家と共に奮闘し、自らの研究事業で追求する目標を達成するものになることを希望する。

中日経済技術研究会は中日経済の促進に有益な一連の活動を行う。中日経済・技術関係の研究を組織、計画、実施する。報告会、講座、国際会議などの学術活動を行う。中日の研究機関および個人の学術交流・協力を組織、実施する。中日の中小企業の交流・協力を推進する。中日の物流管理・技術面の交流・協力を推進する。人材養成を実施する。学術成果の出版に力を入れる。