2006 No.49
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中国代表「日本の遺棄化学兵器
実際の廃棄はまだ」

化学兵器禁止機関(OPCW)の第11回締約国会議が12月5日、オランダのハーグで開催された。中国政府代表の薛捍勤大使は一般弁論で次のように指摘した。

化学兵器のできるだけ早い、徹底的な廃棄は、条約の核心をなす内容であり、根本的な目標だ。化学兵器の廃棄は一定の進展を得たものの、一部の化学兵器保有国の廃棄作業は、依然として条約の要求よりも進み具合が遅れている。中国は、条約が定める期限内にすべての化学兵器を破棄することが、条約の権威と信頼に関係すると考えている。

日本が中国に遺棄した化学兵器は、いまなお中国人民の生命と生態環境を深刻に脅かしている。中日両国の協力の下で、日本の遺棄化学兵器の処理作業は前向きの進展を得たが、実質的な廃棄はいまだに始まっていない。中国は日本に対し、作業の力を強め、投入量を増やし、すべての遺棄化学兵器を、できるだけ早く、徹底的に廃棄するよう促す。中国はこれまで同様に、必要な協力を提供する。

「人民網日本語版」2006年12月7日