「日中文化・スポーツ交流年」実行委員会が
東京で成立

「日中文化・スポーツ交流年」実行委員会が06年12月21日午後、東京で正式に発足した。中日両国民の交流をより一層拡大し、両国国民の相互理解の推進を図る。

日本経済団体連合会会長の御手洗富士夫氏が同委員会の会長を務め、新日中友好21世紀委員会座長の小林陽太郎氏ら14名が副委員長を務める。森喜郎元首相や日本経済団体連合会名誉会長の奥田碩氏が最高顧問を務める。

御手洗氏は発足の挨拶の中で、次のように述べている。「2007年は日中国交正常化35周年にあたる。安部首相が今年10月に中国を訪問した際、日中双方は07年を『日中文化・スポーツ交流年』とし、両国国民の交流を拡大し、相互理解を深めることに同意した。相互理解を深め、信頼関係を強化するには、両国の青少年交流をはじめとした文化・スポーツ等の交流が非常に大切だ。『日中文化・スポーツ交流年』を契機に、新たな日中関係構築を目指し、政府と民間が共同で努力することを希望する」。

麻生太郎外相と森喜郎元首相は挨拶の中で、「『日中文化・スポーツ交流年』の活動を通して、両国国民の相互理解と相互信頼が深まることを希望する」と述べている。

日本側は、「日中文化・スポーツ交流年」の活動として、青少年交流や日本の現代文化の紹介、08年北京オリンピックを支援するスポーツ交流などを計画している。