2007 No.03
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温家宝総理が安倍首相と会談
今春の訪日を受け入れる

中国国務院の温家宝総理は14日、フィリピンのセブでASEANサミットに出席した日本の安倍晋三首相と会談した。

温家宝総理は、安倍首相の訪中いらいの中日関係の改善の趨勢を積極的に評価した。当面、中日関係は正常に発展する軌道に乗る肝じんな時期にあり、これをいっそう大切にし、さらに大いに努力しなければならない。今年は中日国交正常化35周年にあたる年であり、来年は中日平和友好条約締結30周年にあたる年である。これらは中日関係を発展させる重要なきっかけとなろう。双方は戦略的な地元と長期的な角度から両国関係の発展の方向を把握し、「平和共存、世々代々の友好、互恵協力、共同発展」の道を着実に歩むべきだ、と述べた。

温家宝総理は、歴史問題を適切に処理するのは両国関係の安定と発展を守るうえで非常に重要である。この問題においては、日本側に中日間の三つの政治文書の原則に確実にのっとり、約束を守り、中日関係の大局が歴史問題によって妨げられないようにしてもらいたい、と語った。

温家宝総理は、台湾問題は中国の核心的利益と中日関係の政治的基礎にかかわるので、日本側に台湾問題の高度の敏感性を深く認識し、「一つの中国」の公約を守り、台湾問題を適切に処理するよう願う、と語った。

安倍首相は、昨年10月に中国を効果的に訪問し、日中双方は戦略的互恵関係の建設について重要な共通の認識に達した。日本は中国側との対話を強め、理解を深め、両国間に存在する困難を克服し、日中関係の改善と発展をさらに促進したい、と述べた。

安倍首相は、歴史問題について、昨年訪中の際の関連の立場を表明した。日本側は日中間の三つの政治文書が確立した原則と主旨に基づき、両国関係が前に進むことを促したいと述べた。そして、日本は引き続き平和の国としての発展の道を歩む、と重ねて言明した。

安倍首相は、台湾問題について、日本は引き続き日中共同声明で承諾した立場を堅持し、変わることはないと語った。

双方は新しい一年に、ハイレベルの相互訪問と戦略的対話を強化し、経済貿易対話メカニズムを整備し、エネルギー、環境保全、金融、ハイテクなどの分野での協力を広く開拓し、中日韓投資協定の交渉を早めにスタートさせ、安全防衛事務の交流を密接にし、文化および青少年の交流を拡大し、東中国海(日本側は東シナ海と言っている)問題の協議を早めることなどを承諾した。

安倍首相は再度温家宝総理が今年の春に訪日することを招請し、温家宝総理はそれに感謝し、招請を受け入れた。

双方はまた、朝鮮半島の核問題などについて意見を交換した。

「チャイナネット」2007年1月15日