張芸謀監督演出のオペラ「秦始皇」
世界へライブ中継
ニューヨークのメトロポリタン・オペラハウスで13日、オペラ「秦始皇(始皇帝)」の7回目公演が行なわれた。同公演は世界約150カ所の劇場で同時にライブ中継され、北米、欧州、日本で約3万人が鑑賞した。
オペラ「秦始皇」は、秦の始皇帝が音楽家・高漸離に秦の国の音楽を作曲するよう強く迫るという物語。この物語には、ロマン、衝突、復讐などオペラのあらゆる要素が含まれ、悲劇の結末を迎える。「天下を取るものはまた一切を失うものでもある」という帝王であるがゆえの寂寞を表現した作品だ。
同オペラは、米国在住の中国人作曲家タン・ドゥン(譚盾)が作曲、指揮を行い、演出は張芸謀監督、演奏はメトロポリタン・オペラ・オーケストラがそれぞれ担当する。秦始皇帝を演じるのは世界的に著名なテノール歌手のプラシド・ドミンゴ。2006年12月21日の初演以来、大きな反響を呼び、9回の公演のチケットはすべて売り切れている。
写真:ドミンゴが演じる秦始皇帝。
「人民網日本語版」より2007年1月15日
|